株式会社アクセサリーマルタカ

アクセサリーマルタカ

[業種]大分類:製造業 中分類:その他 小分類:装身具・装飾品・ボタン・同関連品製造業(貴金属・宝石製を除く)

会社紹介 PICKUP特集

100年企業へ向けて、新しいアクセサリーメーカーの形を創る

企画提案から製造、販売まで行うアクセサリーメーカー

アクセサリーマルタカは、ファッションメーカー、通販企業、テーマパークなどの法人をお客様とする、コスチュームジュエリーのOEM製造を中心にしたファッションアクセサリーメーカーです。
同社の創業は1925年。直井装身具を屋号とする、かんざしや帯留など和装装飾品の製作販売がスタートだったそうです。94年の歴史を経て、現在では事業形態をOEM製造など受注生産に定め、製造する品目も多様なアクセサリー製品のほかファッション付属品、ノベルティ小物、雑貨からスマートフォン関連グッズまで範囲を広げています。
アクセサリーメーカーとしての同社の特長の第一は、お客様の要望をとらえた提案、企画、デザインの提供に力を注いでいることです。そのため、10人を超えるアクセサリー専門のデザイナー社員を社内に擁し、オフィス内での共同作業と情報共有をしながら、常に新しい市場動向のリサーチに基づく顧客満足度の高い製品企画に結びつけています。 製造の注文は、デザイン画のあるものからあいまいなイメージだけのものまでお引き受け可能で、サンプルをたたき台にデザイン制作と商品化が進められます。
さらに第二の特長として・柔軟な対応力のある生産体制を築いていることがあります。同社は現在社内に製造機能を持っていませんが、中国に現地法人工場を有するほか、国内外の多くの信頼できる加工工場と材料・パーツ業者をネットワークして、どのような企画・デザインにも柔軟に対応し、短納期でのサンプル製作と小ロットから大ロットまでの製造を可能にしています。また、完成品への組立では、多くの経験豊富な職人とその下につく常時100名以上の個人スタッフによる体制が組まれています。こうした材料調達、パーツ加工・製造、組立の協力体制は、同社が94年の歴史の中で培った実績と信用によって構築が可能になったものと言えそうです。
現在同社のOEMなどによる製品提供先には、若年層に知名度が高いファッションブランドやネット通販会社がずらりと並びます。アクセサリーの製造販売という難しい市場にあって、同社は高い企画提案力と強い製造体制によって、取引先の顔ぶれを拡大させています。


歴史と技術と提案力を備えたビジネスパートナー

  • 100年企業への底力

    今年(2019年)で94年という歴史で重ねたアクセサリー作りでの蓄積、技術、ノウハウがあります。100年を目指す企業の底力でお応えします。

  • 調達、製造のネットワーク

    どんな素材、材料、パーツもすぐに集める調達力と、どんなデザインも短納期で製品にできる国内外の加工工場と職人のネットワークがあります。

  • デザイン力と企画提案力

    10人以上のアクセサリー専門のデザイナーが在籍し、お客様の要望にお応えするハイレベルなデザインと商品企画における高い提案力があります。

発展と経営危機を超えて現在のビジネススタイルへ

「後継ぎとしてやるしかない、辞めるのは死ぬか倒産したときという覚悟で入社しました 」
26歳で入社したときの気持ちをこう話す、現社長の直井一高氏。同社では3代目の社長です。創業者は祖父の直井高安氏、2代目は父の高一郎氏と、いずれも名前に「高」の字が入り、これが社名の元にもなっています。
先々代はアイディアマンの職人でヒット商品をいくつも作り出し、先代は商才に長けた挑戦的な経営で会社を発展させました。しかし、バブル崩壊後のアクセサリー業界の大不況で、1996年には創立以来の経営危機に直面。このとき、入社して5年目だった一高氏が提起していた、見込み生産から受注生産への事業方式の転換が受け入れられました。社内の反対も押し切ってのことでした。



「経営の改革でした。バブル後に市場も変わり、見込み生産は時代に合わなくなっていたのです。OEM生産へと変える必要がありました」
と一高氏は言います。OEMでの新しいお客様の開拓が求められ、一高氏は、ニーズをくみ取って企画提案する企画力、営業力の強化を進め、やがてヒット商品と大口顧客の獲得に成功していったのです。そして2004年37歳で社長に就任し、これまで15年同社の新たな成長を支えてきています。
「5年たつと主力のお得意先も変わっていきます。常に新規開拓をしていないといけません。いろいろなお客様と多くのブランドがあり、それぞれ求めるものが違います。それを理解し、いかに良いものを提案できるかがキーになります」
と一高氏は、多くの企画、デザイン担当が活発にはたらくオフィスを見渡します。

アクセサリーメーカーとしての新しい形を求めて

「アクセサリー業界は淘汰の時代にあります。需要が減っていく中でメーカーの数も減っていくでしょうが、事業を継続できるところには収益にメリットも出てくると見ています。そこで、中国のグループ工場やその他複数工場との取引は強みになります。良い商品を作れば喜んでいただけて、会社の売上にも貢献します」
と一高氏はこれからの市場動向と自社の位置を分析します。



以前からの主要なお客様である通販企業では、アクセサリー以外の小物や雑貨類の注文が増えているといいます。また、この傾向は他のお客様にも共通で、製造できるアイテムを増やすことが成長の要因になっていると一高氏は話します。そして、
「これからはネット販売を強化したいと考えています。OEM以外の直販にも挑戦したいですね。現在、アクセサリーのパーツショップをやっていますが、まずはここを充実することです。ただし、ものづくりの基盤は常にしっかりとしておきます。ここが私たちの最大の武器になります」
と一高氏は胸を張ります。
同社の経営理念は、“仕事を通じて人間性を高め、全員で「より良い会社」をつくる”というもの。そして、“関わる全ての人と幸せになる”と続きます。アクセサリーや雑貨作りを通じて、人の役に立ち、人の幸せを自分の幸せと感じられるビジネスを育てていくつもりです。

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