株式会社ぶんぶく

ブンブク

[業種]大分類:金属製品製造業 小分類:金属素形材製品製造業

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変わらぬものづくりの心で1世紀を迎える環境備品メーカー

分別回収ボックス、傘立てなどの環境備品メーカー

株式会社ぶんぶくは、ステンレスや亜鉛メッキ鋼板を使った屑入れ、分別回収ボックス、傘立て、灰皿など、業務用、家庭用の幅広い環境備品を製造している金属製品メーカーです。
福島県二本松市に工場と配送センターがあり、現在、製品数は約900点。公共施設にあるような分別回収ボックス、大人数用の傘立て、案内板スタンド、喫煙所のスモーキングスタンドから小物まで、バリエーション豊富に揃えています。また、オフィス家具メーカーなどからのOEM生産や、エンドユーザーからの特別注文でのオリジナル製品の設計・製造にも対応します。
こうした製品の製造に際して、同社では、設計、開発から板金加工、塗装、組立までを自社内で一貫して行っており、それが品質の高いものづくりを支えてきました。
同社の創業は1918年。来年(2018年)は創立100年を迎えるという歴史があります。個人経営の工場で亜鉛鉄板のひしゃく、バケツなどの製造でスタートし、当時からたぬきをトレードマークにしていました。戦後になって家庭用金物の卸商社として再スタートし、その後製造業を再開して分福製作所を名乗り、1960年に同名の株式会社となって高度経済成長期の学校やオフィスのニーズ拡大とともに大きく事業を発展させました。
社名を「ぶんぶく」としたのは1973年からです。安心して使えて長持ちする製品ということが、創業以来、メーカーとしての同社の姿勢のベースにあって「品質のぶんぶく」という評価が育ったと言います。
例えば、バケツ型金属製屑入れの“テーパーバケット”。発売以来およそ60年というロングセラーですが、腐食の心配がある溶接は一切使わず、手間のかかるかしめ加工で接合を行って丈夫で長持ちする屑入れになっています。また、使う人の衣服が接合の継ぎ目に引っかからないよう、縁にリング状の一枚板を上から被せて巻き絞めしているほか、接地側には床を傷つけない樹脂カバーを付けています。こうした手間を惜しまないものづくりがロングセラー製品を生み、テーパーバケットは2015年度のグッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞しています。
同社は昨年(2016年)、新たな展開をめざしてロサンゼルスで開催されるDwell on Design Los Angels 2016に製品を出展しました。Dwellは建築・製品デザインの専門マガジンで、流行に左右されないクリーンでシンプルなデザインを発信しています。同社はこの展示会で好評を得て、アメリカ西海岸地域での販売開始につなげています。
この環境備品事業のほかに、同社ではノベルティ事業を展開しています。かつて屑入れなどの自社製品に人気キャラクターを印刷して販売していた経験とノウハウを基に、ノベルティグッズのデザインを行い、海外の提携工場で製造して納品するという事業です。



100年の歴史が語る真面目なものづくり

  • 自社での一貫製造体制

    金属板の抜き、曲げの加工から塗装、組立までの全てを、自社工場で一貫して行っています。職人技の継承と最新設備による生産体制を整えています。

  • 真面目なものづくり

    創業時から使う人の立場から考えたものづくりに徹し、「みんな知らずに使ってる」と言われるような高品質で耐久性のある製品を作り出しています。

  • 特注品オーダーに対応

    ユーザーの使い方やスペースに合わせた特別仕様での製造にもお応えしています。図面の用意がなくても、要望をうかがいながら設計可能です。

2016年、米デザイン展に出展して新たな評価を得る

株式会社ぶんぶく 商品開発部 係長 熊丸健一氏と、商品開発部 福田牧子氏にお話をうかがいました。
熊丸氏は、昨年アメリカの展示会に初めて出展したことでいろいろ発見があったと言います。
「リーマンショック後に、これまでとは違う市場で勝負する準備をすべきという提言をしたことがあって、その1つが海外の市場ということでした。ヨーロッパの展示会も調べたのですが、販路と流通経路のあてがあったことから西海岸の展示会に決めましたが、Dwell on Design Los Angelsは比較的生活レベルが高く感度の優れた人たちが集まる展示会と言われていて、見た人のひと言がメディアに広がればいいなという期待もあったのです。実際テーパーバケットは、歴史があること、デザインとグレーの色、丁寧な作り方に思った以上に高い評価をもらえました」



米国の好感度ユーザーから見ると、テーパーバケットは部屋にマッチするデザインと色で、特に大きいサイズのものが様々な用途でオシャレに使える入れ物だったようです。熊丸氏たちは現在、ロサンゼルスを中心に高感度な有名雑貨店などに絞って商品を置き、徐々に評判を高めていこうとしています。
「日本では、家庭用屑入れとしては値段が高いので、ホームセンターやスーパーからは撤退した製品だったのですが、生活風土が変わると違った価値が認められることがわかりました。実は社内では値段が弱点という見方もあったのですが、最近は意識も変わってきています。特に工場で製品を作っている人たちにとっても、嬉しい刺激になっているようです」(熊丸氏)

これからも変わらないぶんぶくのものづくり精神



福田氏は、残っている60年以上前からの製品カタログを示しながら、ぶんぶくの変わらないものづくりの心構えを教えてくれました。
「ぶんぶくのものづくりは、とにかく真面目で丁寧と言われます。使う人の立場に立って、安心して長く使える製品を作ることを続けてきたのです。以前の会社案内に、『みんな知らずに使ってる』というキャッチフレーズがありましたが、社名は知らなくても長く使ってもらえる自負心を表しています」(福田氏)
大手メーカーでは生産性を考えて面倒がってやらないような製品でも、同社は使う人がいるから作るというスタンスで、特注品作りにも応えています。
「今の社のスローガンは『気づき、考え、楽しもう』ですが、これも使う人の隠れたニーズに気づき、ものづくりを追求し、品質の良い製品作りをしようということで、ぶんぶくのものづくりの精神を受け継いでいます」(福田氏)
新しい展開も試し、社内の意識にも変化が見られるぶんぶくですが、真面目に質の良いものづくりを進める姿勢に変わりはありません。
「私たちの受け継いだものづくりを、次の時代へ漏れがないように伝えたいと思います。同じように見えてもぶんぶくの作り方はこう違う、ということを精神とともに伝えていきます」
と熊丸氏も自分の使命を述べています。



動画で見るぶんぶく①「Tapered Waste Basket」

動画で見るぶんぶく②「Magnetic Steel Container」

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