モタイ工業株式会社

モタイコウギョウ

[業種]大分類:生産用機械器具製造業 小分類:その他の生産用機械・同部分品製造業

会社紹介 PICKUP特集

提案力で商品パッケージを変えていく金型メーカー

食品、化粧品、医療品の真空成形パッケージ用金型の製造

モタイ工業(株)は、真空成形や圧空成形で作られる各種プラスチックパッケージの成型用金型メーカーです。
真空成形とは、熱して軟化したプラスチックシートを金型にかぶせ、シートと金型の間の空気を吸引して(真空にして)密着させた後、シートを冷やして引き離すという成形法です。この空気の吸引の際に、さらにシートの反対側から空気圧をかけて密着度を高めるのが圧空成形で、より高精度な成形ができます。
モタイ工業(株)では、主にコンビニやスーパーでよく見ることができる食品用のプラスチックパッケージ、トレー、カップ麺の容器などを成形する金型のほか、化粧品販売用のブリスターパック、トレーなどの金型を製造しています。ブリスターパックとは、厚紙を背にして商品の形状に沿った透明プラスチックカバーで覆った、コンビニなどでお馴染みの吊り下げ陳列用のパッケージで、同社では、化粧品以外の様々な商品のブリスターパック用金型を製造します。このほか、自販機の商品サンプルPOPの金型、検査薬や試験容器などの医療用品向けのトレー用金型など、幅広い業界と用途に向けた真空・圧空成形用金型を製造しています。
同社では、こうした量産成形用の金型以外に、試作および小ロット生産用の高密度のMDF(人工木材)を使った簡易型も作っています。短期間のキャンペーン商品用のパッケージなど、1000個以内の生産で済むような型を低コストで提供することが可能です。
同社は金型の設計、開発から試作・評価、本生産金型製造、テスト、納品までを一貫して行いますが、加えて、特に設計以前の提案に力を入れています。パッケージの形状、強度、材質、機能などでの提案はもちろん、パッケージの商品訴求力といった面や消費者とユーザーの視点からの提案を行い、その実現に向けた金型の設計を行うことが重要だという姿勢を持っているのです。低コスト短納期が常に求められる金型ですが、それに応えていくだけでなく、お客さまの期待に応える提案力で差別化を図る金型メーカーとして競争力を発揮しています。




一貫体制、提案力、製造能力のある金型メーカー

  • 設計~納品の社内一貫製造

    ご依頼はCADデータでもスケッチでもオーケー。設計から試作・評価、金型製造、テスト、納品までを一貫して自社内で行っています。

  • パッケージ開発の提案力

    商品力を高めるパッケージトレンド、薄いシートでも強度を保つ形状、使いやすく食べやすいアイディアなど、ビジネスを助ける提案を行います。

  • 充実の設備で短納期対応

    3次元CADCAMを1990年に導入し、現在ではマシニングセンタを中心とした高精度な加工と短納期に対応できる製造設備を備えています。

食品パッケージには日本独特の文化がある

「食品や化粧品のパッケージの型づくりはスピードが勝負。流行に敏感なのです」
と言うのは、モタイ工業㈱専務取締役の罇(もたい)勝己氏、罇勝吉社長の息子さんです。
「私たちも会社を一歩出れば一人の消費者で、その目線で毎日、スーパーやコンビニで商品パッケージをチェックして今後の流行を見ています。お客様のトレーメーカーはどんなものを作ればいいか迷っているので、私たちが情報と知識を持って、これが今の流行りですと提案をしてあげる。早く安く消費者の志向に合うものをつくるお手伝いです。流行のアイテムをつくれることが当社の強みで、その提案と設計力が私の営業になっています」
と、罇氏は同社の提案力をアピールします。罇氏が同社に加わったのは現在地に工場が完成した1990年。アパレル系の会社で勤務した後の転身で、当初はCADCAM担当として金型に携り、その後、営業設計として同社の発展を支えてきました。
「前職はファッションデザイナーと工場をつなぐ仕事をしていたので、お店で商品の流行をチェックすることには慣れていたのです」(罇氏)



食品のプラスチックパッケージには日本独特の文化が表れている、と罇氏は述べます。安全と衛生に最大限の注意を払い、精巧なデザインで、これほど流行にも敏感なパッケージは海外にはないといい、それを支えてきたのが型メーカーだと言います。
「例えばパッケージのプラスチック材の厚さです。トレーメーカーは、この数年で厚みを30%~薄肉化することで、コストダウンと環境問題に対応しました。そのようなトレーメーカーの声に応えて、強度を保つ形状とデザインを考え出しきたのも金型メーカーなのです」(罇氏)
もちろん金型1つひとつの製造のスピードも大きく進化しましたが、プラスチックパッケージ全体の変化のスピードも速くなっているといいます。同社はそこでの提案力で強みを磨いている金型メーカーなのです。

情報収集と提案力で個性を発揮するメーカーへ

「消費者はパッケージに包装された商品を陳列棚から選びます。中身は勿論ですが、見栄えの良い商品を手にします。
ですから、うちの型でつくったパッケージの商品がヒットすると嬉しいです。
仕事のやりがいになります。スーパーやコンビニで、うちで手がけたパッケージの商品が陳列されているのを見るのは気分がいいです。商品が売れれば、パッケージが良かったと言ってもらえますし、次の金型でも声がかかります」(罇氏)
自動機の24時間稼働も行っているため、現在、金型の受注から試作、本金型納品まで1カ月というサイクルが可能になっています。そこで課題の一つになっているのが人材の育成です。技術を受け継いで、将来会社を支えていくような若い人材をどう育てるか、中小メーカーの共通した悩みといえそうです。
一方、パッケージ用の真空成形金型の製造については、需要の大きな変動はないとみています。国内の金型メーカーもそうですが、墨田区内の金型メーカーも以前に比べて大きく減少し、海外への生産の移行も進みました。ただ、上で述べたように食品用パッケージなどは日本独特の市場性があって、国内金型メーカーの今後には期待も持てそうです。
「当社としては、小さいなりに個性を持ってやっていくことを考えています。情報収集と提案力がベースです。成型メーカーなど客様側の担当者の決断を助けるような、パッケージづくりでの提案をしていくことが大事ですし、納期対応力を高めるにも、早い情報収集で早めの生産の準備をしておくのが有効です」
と、罇氏はこれからのモタイ工業(株)の方向に自信を示しています。

動画で見る「モタイ工業株式会社」

≪ PICKUP企業特集一覧に戻る

連絡先

住所〒131-0032 東京都墨田区東向島6-50-8
TEL03-3610-1184
FAX03-3610-1275
Emailメール送信
WEBhttp://www.motai.co.jp/