cafe962

カフェキューロクニ

[業種]大分類:製造業 中分類:その他 小分類:他に分類されない製造業

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子ども連れお母さんがくつろげる 美味しいケーキのカフェ

子どもを連れてゆっくり美味しいケーキを楽しめるお店

JR錦糸町駅と都営新宿線菊川駅の真ん中くらい、菊川小学校の向かい側にある白い壁にグリーンの三角屋根の可愛らしいお店が『パティスリー&カフェcafe962』。洋菓子店のシュークリー神田でスーシェフ(副シェフ)をしていた吉永真吾さんが昨年(2019年)10月11日に開きました。店名は「カフェ キュー・ロク・ニイ」と読むのですが、これはオーナーが自宅で飼っている猫の名“クロジ”に数字を当てたものです。
気軽に入ってくつろげるcafe962ですが、その特長は2つあります。1つは、パティシエの吉永さんが店内の厨房で毎日作る、材料とやさしい味にこだわった自信のケーキと焼菓子。そしてもう1つが、赤ちゃんや小さな子ども連れでも気兼ねなく安心して居られるお店だということです。



道路に面した入り口側はガラス張りで、入ると正面にショーケースがあり10種類ほどのケーキが並んでいます。店内の右側半分に2人掛けのテーブルが5つ並んでいて、その奥の方は子どもが遊べるような板張りスペース。こちら側は2階屋根までの吹き抜けで、白い壁と緑色の梁が明るさと清潔感を与えています。中央付近から奥へ向けて階段があって、左側半分に作られた2階部分は子どもとお母さんのためのスペースです。階段を上がって奥側に授乳室とおむつ替え室があり、入り口側に向かって板張りのおもちゃ遊びスペースと、小上がりを挟んでお母さんたちが集ってくつろげる低いテーブルのスペースが広がっています。吹き抜け側の壁は高さ120センチほどで1階が覗けて開放的です。
お母さんと子どもが安心して楽しめるよう、設備面での配慮も至る所になされています。例えば全体的に物のある位置を子供の目線に合わせてあり、ケーキのショーケースも低く作り、トイレの便座も低くしてありますし、壁のいたずら書きもオーケーです。エアコンも1階の客席側に3台、2階には2台配置して快適な室温が保てるようにしています。






cafe962の人気スイーツといえば、まずシュークリーム。まん丸で少し硬めのシューはゴマが載っているのが特長で、クリームはシューとの相性を考えたあっさり目です。吉永シェフが以前いたお店で修業した成果が生きています。
このほか独自のレシピによるショートケーキ、ロールケーキ、プリン、モンブラン、レアチーズタルト、チョコレートケーキ、季節のタルトなどがレギュラー商品の位置を固めています。これらに加えて、その時々で創り出したオリジナルなケーキが作られていますが、最近の注目商品ではサバランがあります。今では置いているケーキ屋さんも少なくなりましたが、ブリオッシュをラム酒のシロップに浸してクリームを乗せた大人のケーキで、評判も上々なのでレギュラーの一角に加わるかもしれません。
こうして毎日10数種ほどのケーキがショーケースを飾り、お客様を楽しませています。また、フィナンシェやマドレーヌをはじめとした焼菓子も種類多く作っていて、ネコの肉球を模したキャラメル味の「ふぃにゃんしぇ」という楽しいお菓子もあります。コーヒーもシェフが豆から選んだ、香り豊かで苦みと酸味が穏やかな飲みやすい自慢の逸品です。
また、クリスマスやバースデーなどイベント事に際してのホールケーキの注文にも応じますし、キャラクターや似顔絵のチョコレートイラストが載ったケーキも作れます。
これらのケーキや焼菓子の作成に当たっては、厳選した必要最低限の材料を使って作り上げ、余計なものは加えないという姿勢が貫かれています。美味しいことはもちろん、アレルギー食品にも配慮して、大人も子どもも安心して食べられることを目指して作られているのです。

Cafe962は月曜から土曜までの毎日午前7時にオープンで18時がラストオーダー。モーニングセットもあり、お昼にはキッシュ、パスタ、ホットサンド、そしてキッズセットなどのランチメニューもあって、子ども連れのお母さんはもちろん、誰でも気軽に立ち寄れる街の美味しいカフェを目指しています。



ケーキ作りのウデと子どもとお母さんへの配慮

  • こどもとお母さんのカフェ

    赤ちゃんや子ども連れでもゆっくりできるカフェを作りました。授乳室、おむつ替え室、キッズルームもあって、子供の泣き声もノープロブレム。

  • ケーキづくりの確かなウデ

    オーナーはシュークリー神田で修業したパティシエ。材料にもこだわったオリジナルの美味しいケーキや焼菓子を、お子様と一緒に楽しめます。

  • 気軽に使える街のカフェ

    朝は7時から営業。出勤前のモーニングが利用できます。お昼はお母さん方がお子さんと一緒に召し上がれるランチメニューもあります。

システムエンジニアから一転、ケーキ作り職人へ

「ケーキを出すお店は前から考えていましたが、子どもも一緒に入れるお店にしようと思ったのは、妻が育児で精神的に辛くなった時期があったことが理由なのです」
オーナーシェフの吉永真吾さんはそう言います。修行のために洋菓子店で働いていたころ、忙しくて育児に協力できなかったからなのですが、それがあって、赤ちゃんがぐずってもお母さんが気兼ねなく居続けられて、一時でも育児の苦労を忘れることができるカフェにしようと決めたと言います。
その吉永さん、元々はシステム開発会社のシステムエンジニア(SE)だったという経歴の持ち主です。私立の有名進学校から工学系大学へ進み、大手のシステム企業に就職してSEとして3年経ったころ、どうも違うと思い始めます。そこで考えたのがお菓子。以前から食べるものが好きで、作る仕事がしたいと思っていて、ならばお菓子だと考えました。
「お菓子は誰にでも喜んでもらえるし、こんないい仕事はないと思って・・・、上司にも相談の上で専門学校の夜学で勉強し始めたのです」
仕事をしながら週3日学校に通い、1年後に会社を辞め、お菓子専門店の工場でアルバイトをしながら学校を続けました。
「卒業してからもそこで仕事をしましたが、工場はベテランの職人さんがいて勉強になりました。その後、いずれ独立するという了解の上でシュークリーに入り、新しく開店した神田店でオーナーの下で生菓子の技術を習得しました。楽しかったですし、ダイレクトにお客さんのレスポンスを得られるのがやりがいでしたが、これでいいということがない仕事だと知りました」
と吉永さんは話します。
そして5年、吉永さんは自分のお店の開店へと動きました。

スイーツ好きのお母さんたちの支持を集めるcafe962

「ここは、お店を出す場所を探していてたまたま見つけました。周辺で子供の声が聞こえて、幼稚園や小学校も近くにあって、私が考えていたカフェにはいい所だと思いました。もとは倉庫があったので、骨組みは残して利用することにしました。三角屋根を残すことは初めから考えていて、内部は可愛い幼稚園や小児科をイメージして設計を頼みました」
と、吉永さんは準備の頃を振り返ります。
そしていよいよオープンが数日後に近づいた頃、思わぬ事態が起きます。台風の接近です。当日は天候の大荒れが予想されたため、オープンのチラシは打ちませんでした。
「はじめは近隣の認知が全然得られず苦労しました。花屋さんと間違われたりもしました(笑)」(吉永さん)



道から入り口までが長いので、アドバイスをもらってアプローチに足跡の絵も描きました。少しずつお店が知られるようになったのはクリスマスが近づく頃からでした。
「クリスマスケーキで知っていただけたお客様が増えました。ホールケーキの予約販売でチラシを配ったのです」
ケーキ本体とデコレーション材料とを別々にお渡しし、お客様が自分のセンスで完成させるというクリスマスケーキが好評でした。年が明けてからは、人気の出たシュークリームを毎日販売するようになり、短時間で売り切れる日も出るようになりました。頻度高くおいでになるお客様も徐々にできてきて、お店の評判がSNSに上がることも増えてきました。
「バースデーケーキのご注文も少しずつ出てきてうれしいです。知名度はまだまだこれからで、まずは知っていただくことです。子どもさんも喜ぶようなイベントも考えたいと思っています。気軽に来店していただいて、食べて楽しんでくつろいでいただくことを目指します」
と、吉永さんは目を輝かせます。

動画で見る「cafe962」

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住所〒130-0023 東京都墨田区立川4-13-9
TEL050-3701-0962
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