株式会社GAGEX

ガジェックス

[業種]大分類:その他 小分類:他に分類されない製造業

会社紹介 PICKUP特集

「おもしろい」スマホゲームの開発で世界を楽しませる

ダウンロード数2000万突破のカジュアルゲームメーカー



株式会社GAGEX(ガジェックス)は、世界で累計2000万ダウンロード(2019年1月)超えを達成している、スマートフォン向けを中心としたカジュアルゲームの開発、配信企業です。
カジュアルゲームとは、誰でもすぐにやり方がわかって、ちょっとした空き時間で楽しめるようなゲームアプリです。そして、無料で遊べるのが大きなポイント。ゲーム画面の隅や、ゲームのステージが変わる際に表示される広告からの広告料が配信側の収入になります。ユーザーがお金を払うものを契約者モデルや課金モデルというのに対し、こういった形のものは広告モデルと言います。
同社のような小規模企業で、累計2000万ダウンロードという多大なユーザーを獲得しているのはごく僅かです。注目の成功例と言っていいでしょう。



では、どんなカジュアルゲームで成功したのかというと、“心にしみる昭和シリーズ”と呼ぶ、昭和レトロな舞台設定でのちょっとしたストーリー性のあるゲーム群です。2014年、最初にリリースしたのが「昭和駄菓子屋物語」。おばあちゃんが営む駄菓子店の仕入れを助け、集まってきた子供をタップするとお菓子を買ってくれてお店が繁盛するというゲームで、途中でおばあちゃんと悩める孫娘との手紙のやり取りが入ったりもします。
この「昭和駄菓子屋物語」が1年で100万ダウンロードというヒットになり、その後「昭和駄菓子屋物語 2」「昭和駄菓子屋物語 3」がつくられています。並行して「おでん屋人情物語」「思い出の食堂物語」など昭和の懐かし感のあるゲームの開発を続け、それぞれシリーズ化しています。
注目すべきは、それぞれのアプリで中国語版、韓国語版、英語版を制作して、世界の市場で配信していることです。一見、とても日本人感覚にそったゲームなのですが、これが海外でも予想外に受け入れられ、2017年に累計ダウンロード数が世界で1000万を超え、2019年には2000万を超えました。その80%が日本以外でのダウンロードだといいます。広告モデル型のカジュアルゲームだからこそ、成功するにはグローバルな市場対応がポイントになることを同社が示しているのです。





同社は、こうしたカジュアルゲームのメーカーでありパブリッシャーでもあるのですが、実際の画面作りやプログラム開発といった制作工程は外部の協力会社と協業しています。同社が専ら行うのは、舞台、登場人物、ストーリーの設定をして、ゲームの仕組みとシステムを考える企画・開発といった上流部分と、製作投資と回収というお金の計画の部分です。ですから社員数は社長を含めて5名、そのほかに学生インターンが5名いるだけの小所帯です。
同社では現在、これまでの路線を引き継いだ懐かしい舞台設定でのカジュアルゲーム数本を制作中。“「おもしろい」を100年先まで”を企業理念に掲げて、世界中の人々が面白がってくれるゲームをつくり続けていくつもりです。



海外でも通用するゲームの企画力、開発力に強み

  • 「おもしろい」を100年

    懐かしさと感動を呼ぶ、ほかにはない面白いゲームを作っています。「おもしろい」を100年先にも作り続けている会社でありたいと思っています。

  • カジュアルゲーム専門

    シンプルで、直感的に遊び方がわかり、短い時間で楽しめるスマホ用“カジュアルゲーム”の開発を専門的に行っていて、高い実績をあげています。

  • 80%が海外ダウンロード

    累計ダウンロード数が2000万を超えていますが、その約80%は日本以外でのものです。世界で受けるゲームを作れることは大きな強みです。

懐かしさが海外でも受けた「昭和駄菓子屋物語」

社長の井村剣介氏は1976年2月生まれ、墨田区在住約20年。子どもの頃はファミコンと少年ジャンプで育ち、いつしか将来はゲーム作りをしたいと夢見るようになりました。そして、麻雀と格闘ゲームに陶酔した学生時代を過ごしてソフト会社に就職し、その後大手ゲームパブリッシャーでのモバイル(ガラケー)向けコンテンツ事業の経験を経て、2011年春、GAGEXを設立して夢をかなえました。(以上、同社ブログより)
「寝る前に、これだ!と思いついて企画書を書きました。その1本目でうまくいった」
『昭和駄菓子屋物語』のアイディアが生まれた時を井村氏がこう振り返ります。
といっても初めからそううまくいったわけでなく、GAGEXを設立して最初に開発したオンラインゲームが見込み違いの結果となってしまい、その後2年間は他の会社の請負仕事で持ちこたえました。この時期に、もうゲーム開発に多額な投資はできないので、スマホ向けの小さいゲームに的を絞って開発を考えていたのです。
「2、3分やっては置いておいて、しばらくしてまたやるようなゲームです。前からあったジャンルですが、自分ができるもので他にないものをいろいろ考えました。早く自分たちの作品で勝負できるようになりたいな、と悶々としていましたね。」(井村氏)



それがカジュアルゲームと呼ばれているジャンルでした。ちょうどこの頃に、井村社長に請われて経営に参画した舟崎茂氏(現、取締役事業推進部長)とふたりでアイディアを数多く出した中で、「これ以外ない」(井村氏)と行きついたのが昭和の駄菓子屋のアイディアだったのです。その『昭和駄菓子屋物語』をヒットさせることができ、同社は請負仕事をしないで済むようになり、ゲーム開発という本業をしっかり続けることができるようになります。
最初のタイトルはまず国内でヒットしましたが、すぐに作成した台湾、香港、マカオ市場向けの中国語版が大きくダウンロード数を伸ばし、1年目での100万ダウンロード突破の原動力になりました。以降、同社ではゲーム開発において常に海外市場向けバージョンの制作もプログラムに入れるようになります。
「これは海外では理解できないなという部分はカットしますが、ほとんどは変えずに受け入れてもらえます。画面から感じる懐かしさの感覚は、国が違っても同じようにポジティブに感じてもらえるようです。ストーリーなど、文章の量が多いけれど海外でも受けるカジュアルゲームというのは少ないと思います。ここはうちの強みです」
と井村氏は話します。同社が目指した、他にはないゲームの開発での成功は、こうして実現することができました。

「おもしろい」をつくる難しさと面白さを追い続けて

“「おもしろい」を100年先まで”が同社のテーマです。
「面白いものを作った人、お客様を喜ばせた人が、その正当な価値に対する正当な対価をもらう、そういう当たり前のことをきちんと実現していく会社にしたいと思っています。どういう仕組みを作ればそうなるのか、難しいことですが、私はゲームを作ることを生業としてそれを求めていきたいと考えています」
と井村氏は力強くゲーム作りへの思いを語ります。
そのゲーム作りでは、企画のほとんどは井村氏の考えによっています。
「お客様からどういうゲームに見えるのがいいか、そこから逆算して仕組みと登場人物を作っています。まず遊びに引き込んでいくステップをつくって、それに合った話の見せ方を考えていくのです」
と企画の立案プロセスを説明します。企画とシナリオは社内で作成して、制作は外部の専門会社へ。
「外部の制作の方に作ってもらって、出来たものを見てナルホドと思います。自分の中で企画が理解されていくのです。そこがゲーム作りのだいご味で、ゲームは最初にイメージし切れないという面白さがあります」
と言います。今後は井村氏の企画だけでなく、「別の人の企画でゲームを作っていくこともやっていきたい」とも述べています。



そして、今後の課題として挙げるのが人材の確保。企画、デザインの担当も必要ですが、特にほしいのがプログラミング技術を持った人材です。
「当社の考え方を理解してくれることが大事ですが、ゲームに愛情を持ってやってほしいですね。実際にやってみて、作ってみて、人の意見を聞いてみて、本当に面白いゲームを作っていこうという人。そういう人に仲間になってほしいですね」
と井村氏は人材への期待を語ります。
現在同社では、近々のリリースに向けて2本のタイトルの制作を進めています。最後に、そのあとの新しい開発でやってみたいものを聞くと、
「ミステリー、ホラーはやってみたいですね。がっかりさせないもので、半歩ずれたものをやってみたいです」
と笑顔で答えていました。井村氏の夢は尽きません。



動画で見る「GAGEX」

≪ PICKUP企業特集一覧に戻る

連絡先

住所〒130-0001 東京都墨田区吾妻橋3-3-2 吾妻橋アドバンスビル 5F
TEL03-6658-5254
FAX03-6658-5254